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LFT1M2

Features

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ベース

500万年もの年月で安定化された40kgの花崗岩を使用。床面からの不要振動は、この重量と花崗岩の振動減衰特性によって抑えられています。花崗岩はマザーマシン(工作機械)製作時の基準となる石定盤と同等のJIS0級、平面度5μで加工され、その上を数十μの距離を保ちながら浮上したプラッターが回転しています。

プラッター

安定した回転を得るために、LFT1M2では、直径344mm・重量28kgの真鍮製プラッターが高慣性モーメントで回転します。プラッターの重量はエアーの圧力で支持し、横方向にかかる数百グラム程度の力だけを軸受に受け持たせることで、不要振動が生じない構造と長期の信頼性を実現しています。

スタビライザー

プラッターとレコード盤が接する部分をテーパ状に加工し、重量のステンレス鋼スタビライザーで上から押さえる構造を採用しています。レコードとプラッターの密着を図り、針先がトレースした際の不要な振動を抑えています。

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XFDシステム

周波数精度の高いクリスタル発振器を基準に、ダイレクトデジタルボルテージジェネレーターを形成し、揺らぎのない高精度の電圧を供給するCS Port独自の駆動システム。これにより、速度制御を行わずにコアレスモーターを定速回転させ、28kgもの真鍮プラッターを高慣性モーメントのみで回転させています。

糸ドライブ

鉄より強いアラミド繊維を用いた糸ドライブでモーターの力をプラッターに伝えます。立ち上がりに時間がかかる欠点がある一方、モーターの振動を伝えにくく伸びが少ないため、確実にプラッターをドライブします。

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エアーフロート構造

針先がトレースした機械的振動は、スタイラス、カートリッジ本体、シェル、アームを通って機械的接点で反射して針先に戻り、本来の音声信号以外のものまでも付加させます。LFT1M2は、スライダー部分のエアーフローティング構造が針先からの不要振動、外部からの不要振動をダンピングし、針が発した振動のみを発電コイルに伝えます。

リニアトラッキング

音声信号の大小でレコード溝の間隔が異なり、また、外周と内周で周速も異なる不規則なレコードにおいて、レコードの製作過程のカッティングレースと同じ直線移動を採用。エアーフローティング構造による滑らかな音溝の移動を実現したことで、リニアトラッキング方式であっても安定してトレースすることができます。

Specification

型式 LFT1M2
材質
 ベース | 花崗岩
 プラッター | 黄銅
 モータードライブ | 花崗岩、アルミ
 アームユニット | 花崗岩、アルミ
 エアーサプライ | MDF
サイズ
 ベース  | 358W×100H×358Dmm
 プラッター | φ344×43Hmm
 モータードライブ  | 130W×126H×358Dmm
 アームユニット | 130W×100H×358Dmm
 エアーサプライ | 140W×130H×330Dmm
重量
 ベース | 40kg
 プラッター | 28kg
 モータードライブ | 8kg
 アームユニット | 12kg
 エアーサプライ | 3kg
駆動方式
 クリスタルフォロー無帰還モータードライブXFD
回転伝達方法 糸ドライブ(アラミド繊維)
駆動モーター DCコアレス低騒音モーター
回転数 33⅓, 45rpm
回転数精度 ±0.3%
ワウ 0.2%以下
フラッター 0.04%以下
トラッキング方式 エアーフロートリニアトラッキング
アーム上下機構 レバーによる手動
アジマス/アーム長 固定ネジによる調整
適合カートリッジ重量 20-40g (シェル含)
適合針圧 1.5-5g
針圧調整 スタティックバランス
出力端子 DIN 5P
電源
 AC100/120/200/240V, 50/60Hz
 DC12V(エアーサプライ)
消費電力 40W
付属品 AC電源ケーブル, DCケーブル, エアーチューブφ6 φ4, ドライブ糸2本, DIN5Pフォノケーブル(XLRまたはRCAから選択), カートリッジシェル, アームバランサー3種, 水準器, アーム調整ゲージ, 潤滑油, プラッター取手, 六角レンチ
別売品 プレイヤーボード LPB1
保証期間 5年

○ 本機はサーボコントロールをしていないため定速回転まで時間がかかります。
○ 生産ロットによって花崗岩の模様・色調が異なる場合があります。
○ サイズは脚、ツマミ、端子を含まない寸法です。
○ 記載内容は2025年1月現在のものです。
○ 予告なく外観・仕様等の変更を行う場合があります。
○ 写真と実際の色は、撮影、照明等により異なる場合があります。

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